吉岡鍋とは…
　新しい時代の新しい料理の実現、食材の栄養とおいしさを失わず、栄養価の高い健康食を提供する調理器として吉岡鍋が登場。重めの蓋で密閉し、食材の水分のみで料理できる調理器です。
　従来の調理法、煮る、茹でる、蒸す等は一般的にたっぷりの水で調理します。この方法で調理しますと、食材の持っている水分やタンパク質などの栄養を流出してしまいます。
　水なしで、もしくは少しの水で調理しますと、食材の旨味や栄養素をにじるや湯汁に流出せず、失わないで調理できます。また食材の持っている水分で、密閉して調理しますからおいしさを逃がさず、風味豊かなお料理が楽しめます。
　この時代（昭和40年代の初め頃）にはアルマイト製品（アルミ板製で酸化皮膜処理した鍋）が多く、空焚きに近い状態で調理するため、熱変形のしにくい鍋底面の底圧が、特に厚いアルミ鋳造製の「吉岡鍋」が考案されました。
　煮る、茹でる、蒸すはもちろん、炊く、焼く、オーブンとして多用途に使用できる万能調理器で「吉岡輝勇」氏が考案されたものです。（氏は既に故人）

　同じような機能鍋で「無水鍋」の商標が昭和39年10月に日本食生活改善指導会が取得しています。
　「吉岡鍋」は北陸アルミニウムが商標登録を取得しています。

　現在、北陸アルミニウム株式会社は「吉岡鍋」を販売していませんが、同じ構造と特徴を引き継いだ商品を販売しています。

　・セラミッククーパーオーブン（Ｍ）　中蓋付き
　・クーパーオーブン２７ｃｍ解凍機能付スキレットセット　中蓋付き
　・ニューオーブンスチーマー２４ｃｍ　中蓋付き
　・ドライスチーマー献立自慢２３ｃｍ　中蓋付き
　・万能調理鍋１６号（３０ｃｍ）　中蓋付き
　・１台８役厚手の鍋パン２３ｃｍ　中蓋付き